インターン経験者の声 鶴岡工業 板垣さん

インターンシップのきっかけ

元々イラストレーターの道を志してはいたものの、実際の現場を見たことがないまま卒業まで一年という時期に差し掛かりました。

就職活動を前にして「デザイン業界で就職しよう」と心で決めてはいましたが、このまま未知の世界にいきなり飛び込んでしまうのはまずいのでは?と思い至り、仕事の内容や職場環境を知る目的でインターンシップ先を探し、辿り着いたのがニゴロデザインさんでした。

インターンシップの内容と感想

初日は、挨拶を終えるとすぐに実際の打ち合わせに参加することになりました。

いざ席に着くと「今、まさにここで仕事をしているんだ」という状況に圧倒されてしまい、メモを取るのに手間取ったり、発言を促されても答えられなかったりと上手く立ち回ることができませんでしたが、お客様のお話を直に聞いたり、打ち合わせの流れを知ることができたりと、貴重な体験をさせていただきました。

午後からはイラストの調べ物ということで、過去の製作物のデータの振り分け作業をしました。普段から毎日のようにパソコンと向き合っていることもあり、作業ペースは我ながら早いほうだったのではと思うのですが、こうして膨大な量のデータ1つ1つと向き合って、手打ちで振り分けることはなかなかないので新鮮でした。

二日目は『月刊ニゴロ通信』に掲載する間違い探しのイラスト制作をしました。

午前のうちに季節のテーマに合わせたラフを何枚か描き起こし、午後からはタブレットPCを使って製作に入りました。今まで使ったことのない道具での作業は慣れるまでに時間がかかり、完成させられるか不安でしたが、使い慣れたソフトを導入していただいたこともあり苦戦しつつもなんとか二日目のうちに着彩まで終えることができました。

三日目の午前に間違いの画像を用意し、職場の方々に実際に間違い探しをしていただきました。簡単すぎやしないか、あるいは難しすぎるのではないかと不安な気持ちがありましたが、なかなかの好感触をいただいて自信が持てました。

午後からはインターンシップを体験してのまとめを行いました。

また、初日の作業の合間に、製作中のゲームのテストプレイをさせていただきました。普段なんとなく遊んでいるアプリゲームですが、実際に作られる様子を見たり、テスト段階のものを触らせていただいて、ゲームを含め娯楽を生み出すことの大変さを改めて思い知りました。

大変濃密で、充実した三日間を過ごさせていただきました。私のこれまでの社会経験といえば一日5時間週2回のアルバイトくらいのものでしたから、こうして一日働くということは今までになく、社会に出る前に経験できたことを大変ありがたく思います。

接客業などとは違って目に見えない範囲まで無限大にお客様がいる仕事ですから、顔が見えない分妥協せず、真摯に取り組むべきだと痛感しました。

インターンシップに来る前の私は、この庄内という地は、デザイナーやプログラマを育成するのには無関心な場所なのだと思っていました。田舎ですからね。

けれど、ニゴロデザインさんで高校生のインターンシップを受け入れていることを知り、実際に体験してみて、それは大きな思い違いだと知りました。私のような部外者でも快く受け入れてくださって、わからないことを聞けば優しく教えてくださり、従業員の皆さんの談笑にも混ざることができました。とても明るく、いい環境だと思います。

そして何より、花があります。植物が枯れることなく、綺麗に花を咲かせている職場は過ごしていてとても居心地がよく、快適でした。

酒田市内の交通事情は詳しくありませんが、鶴岡の市街地からだと車で片道40分近く。毎日通うのは大変でしたが、それでもインターンシップをしてよかったと思います。

今後の抱負

今回体験させていただいての一番の反省点は、字を書くのがとても遅いことでした。

私が主体になって話をする会議や打ち合わせばかりではありませんから、会話のペースに追いつけるようにメモを取らないと書き漏らしてしまうことがあります。時間は有限ですので、より早く適切にメモをとることができるようになるというのが当面の目標です。

三日間で学ばせていただいたことが沢山あり、油断していたら取りこぼしそうですが、皆さんに教えていただいたことを生かして卒業まで一年、技術の向上や生活・態度の改善に取り組んでいきたいと思います。

将来は「板垣さんだからこの仕事を任せたい」というふうにクライアントから言っていただけるクリエイターになりたいです。

インターンシップを考えている方へ

思い立ったが吉日、やりたくなったらやりましょう。

私はインターンシップをするかどうかで迷っているうちにずいぶんと時間が経って、結局忙しい時期に無理やり予定を詰め込むような形でインターンシップをすることになってしまいました。忙しかったことを言い訳にするつもりはこれっぽっちもありませんが、余裕のある時期にできれば綿密に準備をして臨むことができたでしょうし、あるいはもっと長期間のインターンシップを体験することもできたかもしれません。迷った時間の分だけ機会はなくなっていきます。

インターンシップ先でどういう体験をするかは人それぞれだと思います。けれど、真面目に取り組めばどんな体験をしても必ず今後の糧になるはずです。